小学校から始まる英語。今から何を準備しておくべき?①
今年度より、全国すべての小学校で、3年生より英語の授業がスタートします。また、5・6年生は英語は国語や算数と同じ「科目」となり、通知表に評価がつくようになりました。
「うちの子、英語なんてやったことないけど大丈夫かしら。。。」
「アルファベットぐらい教えておくべき?」
「そもそも小学校の英語の授業って何を教えてるの?」
そんなママたちの疑問、不安を解決します。
そもそも小学校の英語の授業ってどんな感じ?
小学校の英語の時間は3・4年生は「外国語活動」という名前でスタートし、週に1~2コマ、5・6年生になると「科目」となり、週に2-3コマ程度習うことになります。ポイントをざっくりまとめると以下のような感じです。
- コミュニケーション(聞く・話す)が中心
- 授業は担任の他、ALT(外国人)、校区の中学校の英語教師や、退職した教師、ボランティアが入り指導することもある
- 3.4年生はアルファベットを見て分かることを目指す(例:アルファベット表で、Fはどれ?と聞かれて指を指せる)
- 5.6年生はアルファベットを書けることを目指す
- 小学校で習う語彙数は600~700語程度(すべてを読み・書きさせるわけではない。聞く・話すが中心)
- 文法を習うわけではない
- 5.6年生は通知表に評価をつけるために、国語や算数と同様、定期的にテストがある
- プリントによるテスト(語彙を選択・リスニング)の他、スピーキングのテストも行われる学校もある
成績がつく!評価の観点は何?
大分市においては、3・4年生は3つの観点を総合的に踏まえた先生のコメントがあゆみに載ります。
一方5・6年生は3つの観点それぞれに、3段階の評価があゆみにつけられます。
評価の観点は以下の通りです。
●3・4年生の評価の観点
- 言語や文化についての気づきや慣れ親しみ
- 自分の考えや気持ちを伝えあう力
- 主体的にコミュニケーションを図ろうとする態度
●5・6年生の評価の観点
- 【知識・技能】外国語の音声や文字、表現などについて、日本語との違いに気づき、これらの知識を理解し、実際のコミュニケーションに活用できる基礎的な技能を身につけている。
- 【思考力・判断力・表現力】目的や場面、状況に応じて、身近な事柄について聞いたり話したり、推測しながら読んだり、語順を意識しながら書いたりして、自分の考えや気持ちなどを伝えあっている。
- 【態度】外国語の背景にある文化に対する理解を深め、他者に配慮しながら、主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとしている。
なんだか大人でも構えてしまうような、たいそうな評価の観点です。
私は一応英語教師ですが、うーん、「よくできる」の評価をもらえるだろうか。。。と思ってしまいます。(笑)
3年生までに何を準備しておけばよいのか?
「やばい!これじゃあ3年生までにある程度英語習っておかないと困る!」
と思われたママもいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、慌てなくて大丈夫です。
急いで英語教室に入れなくても、お家でやれることがありますよ。
英語が得意でないママでも、家庭でできる準備とは?「小学校から始まる英語。今から何を準備しておくべき?②」に続きます。